塗装工程に入ります。まずは塗装をしない「指板面」をあらかじめマスキングしておきます。 |
シーラー(ヤニ止め剤)を塗布します。今回は刷り込みですが、場合によっては吹き付けによって行う場合もあります。 |
一晩以上しっかり乾燥させます。 |
今回はマホガニー材なので、木の導管を埋めるためのフィラー(いわゆる「との粉」)を塗りこみます。フィラーの色は何種類もあり、その後の着色との兼ね合いを考えて色をチョイスします。 |
一晩以上しっかり乾燥させます。 |
いよいよ塗料の吹き付けに入ります。まずは着色面の基盤となるサンジング塗料を吹き付けます。「薄く均一に吹き付けては乾燥」という作業を数回繰り返します。ウレタンかラッカーかによって吹き付け回数が変わってきます。今回はウレタンサンジングを使用しています。 |
一晩以上乾燥後(ラッカーの場合は一週間以上乾燥させます)数種類の番手のサンドペーパーで研磨して細かい凹凸を無くし、着色に備えてきれいな面に仕上げます。 |
いよいよ着色です。今回はシースルーで「若干赤みのある茶色」に着色します。 |
当店では特注色を含め、様々な着色用塗料をご用意しておりますので、どのような色でも着色可能です。 |
ヘッド部を黒に塗りつぶして、着色工程終了です。この後しっかり乾燥させます。 |
ヘッド部のセルバインディング上面に乗った塗装を手作業で削り落とします。 |
当店のブランドロゴを転写します。数種類のフォントパターンがありますので、雰囲気にあわせてお好みのロゴを自由にチョイスしていただけます。 |
ヘッド部のセルバインディング仕上げとロゴ転写が終わりました。 |
トップコートの吹き付けに入ります。今回はウレタンのトップコートを使用します。当店では「ウレタン」「ラッカー」「つや消し」の3種類のトップコートをご用意しております。 |
ウレタンの場合でもかなり薄く仕上げますので「ラッカーよりウレタンの方が鳴りが悪い」なんてことはほとんどありません。ウレタンは、ラッカーによくある気温や湿度による変質や変色等も無く、お手入れもかなり楽なので人気があります(笑) |
塗装期間中は「乾燥時間」という、どうしても空いてしまう時間がありますので、
その間にピックガード等を製作します。 |
最終的に各種ヤスリやサンドペーパーで丁寧に仕上げます。 |
しっかり乾燥させたトップコートの水研磨に入ります。石鹸水と数種類の細かい番手の耐水サンドペーパーでキレイに研磨していきます。 |
ヘッド部も丁寧に水研磨していきます。目に見えない歪みや凹凸もキレイに均します。 |
水研磨が終わったら、コンパウンド(研磨剤)を使ってバフ研磨をします。数種類のバフホイールを使い分けて、ピカピカの鏡面仕上げにします。 |
途中の写真です。左側がバフ研磨をした状態です。 |
ネックやヘッドもピカピカに研磨してバフ研磨終了です。 |
更に手作業で仕上げのワックスがけをします。 |